体重と水分の関係性
こんにちは、パーソナルトレーナーの藤中です。
生憎の天気が続きますね。
副交感神経が優位に働きますが、なんとか気合入れてトレーニング頑張っていきましょう。
さて、今回は体重と水分の関係性について書いていきます。
ダイエットやボディメイクを始めると、まず皆様が気にするのは体重だと思います。
これはダイエットの落とし穴なのですが、体重の増減で一喜一憂するのはやめましょう。
なぜなら、夜寝て朝起きるだけで1kg近くは普通に落ちるからです。
なぜ寝るだけでそんなに体重が落ちるのかというと、体内の水分が抜けているからです。
体重の増減のほとんどは水分量です。
体脂肪が減ったり、筋肉がついて増減する体重なんてたかが知れています。
例えば、ダイエットを初めて1週間で体重が2kg減った!と喜んでいる人がいたとしましょう。
残念ながらそれは水分が抜けているだけです。
もちろんダイエットを1週間頑張れば多少は体脂肪も落ちているかもしれませんが、2kgはほぼ不可能です。
計算上、2kgの体脂肪を落とすのには14400kcalの消費が必要になります。
1週間でこれだけ消費しようとしたら1日あたり、2057kcalの消費が必要となります。
普通の人間なら不可能なことはこのブログの読者様ならお分かりですよね。
もし2kg減ったとしたら、それは食生活を改善して塩分の摂取量が減ったり、炭水化物量が減ったりした結果、体内から水分が抜けたことが考えられます。
炭水化物には水分が付着します。
糖質制限をすると序盤に2kgぐらいスッと落ちるのは炭水化物と共に水分が抜けているからです。
塩分(ナトリウム)が体内に多いと、高ナトリウム血症という身体に良くない状態になるので、水分をため込みナトリウム濃度を調整します。
塩分を抜くと、そんなに身体に水分をため込む必要がなくなるので体内から水分を排出するようになります。
僕自身、格闘家として活動していた時は減量で水抜きを何度もしていました。
計量1週間前から塩分を控え、水をがぶ飲みします。
これだけでトイレの頻度が上がり水分がある程度抜けます。
そして前日に銭湯などで3kgほど落とします。
これは筋肉量とか関係なくただの水分コントロールなので、一般人は真似してはいけません。
ですので体重の増減で一喜一憂するのはやめましょうということです。
長い目で見てコツコツ体脂肪を落とす作業を続けましょう!
藤中
パーソナルトレーニングジムBUKATSU
兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町4-7-9 関西ビル4F