ヒップヒンジの重要性
こんにちは、深夜に思い立ってカレー作りを始めてしまい身体からスパイス感が漂っているパーソナルトレーナーの藤中です。
久しぶりにスパイスキーマカレーを作りましたが、スパイスの調合の感覚を忘れていました。
ただカレーに正解はないので今夜の晩酌が楽しみです。
さて、今日は以前も書いたことのある、ヒップヒンジを画像付きで解説していきますね。
ヒンジとは扉の蝶番という意味で、ヒップヒンジとは股関節をこの蝶番のように動かすことを意味します。
動きを言葉で説明すると、
お尻を後方に突き出す
といったところでしょうか。
ここからは編集とか大の苦手な僕が今撮れる限界の画像で説明していきますね。
まず立ち方ですが、つま先重心になると前ももに力が入りお尻を後ろに突き出しにくくなります。
こんな感じになってしまいます。
これは股関節よりも膝関節を優位に動かしてのしゃがむ動きとなっているため、ヒップヒンジとしては失敗例です。
股関節から動かすためには、重心をくるぶしの下に置きます。
そこから骨で一直線に立っているイメージをしましょう。
両手を股関節に当てて、そこを挟むようにしながらお尻を後ろに突き出すとわかりやすいです。
こんな感じです。
ここで注意したいのは、お尻が動かず上半身だけ倒してしまうパターンです。
確かに股関節が屈曲しているのですが、脚が垂直だとその後の動きが正しくできないので、画像のように太ももの部分が斜めになるようにしっかりお尻を後方に突き出しましょう。
これがヒップヒンジです。
何故ヒップヒンジが大事かというと、下半身の動作において股関節が動かないと膝関節や腰椎に負荷がかかってしまうことになります。
そうすることで膝を痛めたり腰痛になったりしてしまいます。
また、股関節の動きが悪いと裏ももやお尻の筋肉に充分な刺激を与えることができません。
裏ももの筋力や柔軟性がないと、背中のトレーニングが追い込みきれなかったりもします。
結果的に全身の筋肉量が増えにくいということになりますね。
このヒップヒンジができていなくて背面の筋肉が弱い人は体脂肪率が高めに出る傾向があります。
座り仕事の人に圧倒的に多いです。
だらーんと座った状態を毎日何時間も続けている可能性があるので骨盤が後傾した状態がその人のフラットになってしまうからです。
そうすると姿勢を保つのに腹筋の力を使えてないことになるので、下っ腹がポッコリしてきたりもします。
トレーニングはもちろん大切なのですが、トレーニングを充分に追い込める身体作りが重要になります。
それはトレーニングでも作っていけますが、時間がかかります。
日ごろの習慣や癖を改善していく方が圧倒的に手っ取り早いです。
例えば座り仕事の人であれば、骨盤を立てるようにして、その上に上半身をポーンと乗せているようなイメージで座ってみてください。
背骨をまっすぐにするイメージです。
その姿勢を維持するために腹筋や背筋を使います。
これ自体に特に負荷もありませんのでトレーニングになるわけではありませんが、これを当たり前にできるレベルの筋力はつけておきたいねってことです。
簡単そうで結構大変な作業ですが、そういう小さなところの意識から変えていけば必ず身体は変わります。
話がだいぶ逸れてしまいましたが、ジム通い再開まで家でトレーニングしている方はこの機会にヒップヒンジをマスターしておいてくださいね!
藤中
パーソナルトレーニングジムBUKATSU
兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町4-7-9 関西ビル4F