歴史からダイエットを考える
こんにちは、パーソナルトレーナーの藤中です。
梅雨入りしましたね。
これから湿度が高くしんどい時期が続きますが、トレーニングしやすいようにジムは除湿してお待ちしております!
さて、タイトルにも書いたのですが、最近はYouTubeで歴史を学ぶことにハマっています。
膨大な情報量なので全てを把握するには相当時間がかかりそうなのでとりあえず自分の興味のあるポイントだけをピックアップして見ています。
トレーナーやってるしやっぱ食事のことが気になって調べてみました。
江戸時代の食事を調べたのですが、当時は1日2食、1700年頃から菜種油が普及し、灯りをともす習慣がついて生活時間が長くなったことから1日3食になりました。
「一汁一菜」が当時の基本的な食べ方で、白米、味噌汁、おかず一品が1食でした。
米の生産量が増えてからは、1人1日あたり白米を5合も食べていたそうです。
それでも当時は肥満も糖尿病もほぼいませんでした。
農業など仕事での運動量が多かったので5合食べてもエネルギーとしてしっかり使われていたのでしょう。
タンパク源は豆と魚でしたが、貧しい身分の人は月に3回ほどしか魚は食べられなかったともいいます。
栄養が炭水化物に偏り過ぎて、ビタミンB1が欠乏し過ぎて脚気という病気が流行しました。
糖質過多が良くないというよりは、他の栄養素が摂れていないことが問題といった感じですね。
この歴史から現代のダイエットについて考えていくと、糖質制限なんてする必要は一切なく、むしろ豊富な運動量を維持するためにはある程度の糖質が必要になることはわかりますよね。
西欧の文化が入ってきてから食生活も変化していき、肉を食べる習慣や、コロッケやとんかつなどの揚げ物も普及していき脂質の摂取量が増えました。
それでも貧困だったのでそこまで太っている人はいなかったでしょう。
戦後に飽食の時代が訪れ、食に困ることは無くなりました。
その頃から日本人の過食が進んだのだと思います。
添加物や人口甘味料も過食を促す原因のひとつですね。
つまり、江戸時代の食事とまではいかないものの、当時の一汁一菜にもう少しタンパク質や野菜を加え、白米を5合も食べずにトータルバランスを考える。
そして運動量を増やす。
結局ダイエットの正解はそれに尽きると僕は思います。
逆に言えば全然難しいことではないです。
違った観点から身体の事を考えてみると面白いので是非いろんな観点から考えてみてください!
藤中
パーソナルトレーニングジムBUKATSU
兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町4-7-9 関西ビル4F